30代既婚男子の現実(リアル)

30代既婚の属性を持つ男子が書く雑記ブログ

ヒッチハイクで大阪-鹿児島を往復した話その3

 

どうも!いためしです。

昨日に引き続きヒッチハイクに関する記事を書きたいと思います。

よろしくお願いします。

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京都へ逆戻り、吹田SA(大阪)~桂川PA(京都)

上りのSAに向かった私は、一旦落ち着いて高速道路地図を広げる。

どうやら大阪より西に行くには、名神を出て山陽道に入っていかないといけないみたいだ。

そこでスケッチブックには「乗せて!」とだけ書いて掲げる。

10分もしないうちに中学生の娘さんを連れたお母さんに声を書けてもらう。

「はじめてみた!」「すごい!」などと興奮している様子の娘さん。

そういう自分も初のヒッチハイク成功という事でものすごく嬉しかったので、その気持ちを正直に伝えました。

次のPAである桂川PAで降ろしてもらい、お別れ。

この成功で自身をつけた私でした。

 

桂川PAにて

桂川PAで降りた私は、先ほどの失敗から学習しすぐに下りのPAへ。

今度こそ「西」と書いたスケッチブックを掲げます。

先ほどは10分ぐらいで捕まえれたので、楽勝だとたかをくくってしました。

しかし、全く声を掛けられません。

桂川PAについたのが16時。2月という事もありどんどん日は落ちて行きます。

「ここからなら電車で帰れる、帰ろうかな・・・」という甘えがすぐに出てきます。

 

・・・スケッチブックを掲げること約2時間。

19時になってもダメだったら、とりあえず家に帰ろうと思っていた時!

「ちょっと待っとけ」といきなりガタイの良い強面のおじさんに声を掛けられました。

はい!と答えたものの・・・

「怖い人に声かけられた」

「なわばりとかあるんちゃうか」

「ショバ代みたいなん要求されたらどうしよ」

と内心ガクガクブルブルでした。

 

強面のおじさん・・・

トイレから戻ってこられたおじさんは、開口一番、

「どこにいくんや」と聞いてきました。

私はまだビビりながらも「鹿児島に行きたい」と答えたところ・・・

・仕事で福岡まで行く

・道中暇やから乗せてやる

・途中で一泊するけど、それでも良いか

と聞いてきました。

 

心が折れかけていた私は迷うことなく首を縦に振り、乗せてもらいました。

 

社長でした

車内で話を聞くと、おじさんは小さな運送会社の社長で、自らハイエースを運転して福岡まで荷物を届けるとのこと。

宿はどうするのか聞かれたので、道で寝袋で寝るかSAで仮眠する旨伝えたところ、社長はおもむろに携帯を取り出しどこかに電話し「もう一部屋追加で」とのこと。

なんと、自分が泊まるホテルをもう一部屋押さえてくれたのです!

感動し、感謝の気持ちを伝えると社長は一言。

「俺といる間は金の心配はするな」

 

・・・かっこよすぎます。

姫路のホテルについて小休止した後は、社長に誘われて夜の街へ。

ママが一人で切り盛りしているような小料理屋へ。

ここでもたらふく食べさせてもらい、酒もガンガン飲ませてもらいました。

(ここで食べた姫路おでんの味は忘れられません。)

 

親切心に甘えに甘え、ベロベロになるまで飲ませてもらい、ホテルで即就寝。

未体験のことばかりで疲れ切っていたので、ほんとに落ちるように寝ました。

野宿を想定していたのに、綺麗なビジネスホテルで寝ることが出来て超ラッキーでした。(当時のmixiより引用(笑))

 

桂川PA(京都)~古賀SA(福岡)

次の日は朝からノンストップで走ってもらい、宮島PAでお昼休憩。

ここでもカキフライ定食をご馳走になる。

金の心配はするなと言われたとはいえ、なんとずうずうしい。(笑)

そして社長が下道に出る前の福岡の古賀SAで降ろしてもらう。

別れの前に、旅が終わったらどうしてもお礼がしたい旨伝えると・・・

「親切というバトンを受け取ったら、その人に返すのではなく次の人に渡しなさい」

 

・・・かっこよすぎます。(2回目)

この言葉は自分の人生において最も影響を受けた言葉の一つです。

(実践出来ているかは別にして・・・)

 

この言葉とこの時の事を先日ふと思い出したので、誰かの役に立てば、とこのブログの開設と本記事を執筆するに至りました。

 

長くなりましたので続きます。